彦市   » 人類生存の危機 » 食糧需給

1.世界の食糧事情

食糧需給の統計資料を見る場合には、難しい問題があります。

統計上では、カロリー換算で、食料は十分足りていると言われます。

しかも、廃棄物(捨てられているロス)の量が、日本では30%にも達していると言われます。

他方では、10億人近くが飢餓(栄養不足)の状態です。

この人達は、アフリカ大陸と中央アジアの国に集中していて、所得が低くて、購買力がありません。

食糧供給国は、アメリカ、南米大陸、豪州大陸、タイ、ベトナム、ノルウェイなどです。

このように、食糧の過不足国が限られており、輸送と保存の問題があること、購買力が無いので無償援助の要素があること、品目が多岐にわたり、かつ、し好の問題もあって、完全に食を満たすことは困難です。

特に、海洋資源の枯渇が著しく、クロマグロは絶滅寸前です。

農産物に関しても、化成肥料と農薬の多用で、土地がやせるばかりです。

最近は、アフリカ諸国の未開墾地の争奪戦が話題になっている状態です。

従って、今後は、自給率の低い国では食品価格が上昇するでしょう。

2.日本の事情

日本の食糧自給率は、カロリーベースで40%前後です。

内容は、コメが主体で、小麦や大豆は輸入に頼っています。

農地の集約化が進まないので、機械化農法に移行できないことが高コスト要因です。

人手不足と言い訳していますが、農協組織の抵抗が強くて改革できません。

付加価値の高い農産物に特化するばかりで、見かけの品質に拘りすぎの傾向です。

今後の食生活では、輸入食品や加工食品、冷凍食品などが多くを占めて、実質ロスが低下するでしょう。

しかし、主要な小麦や大豆などの輸入食糧が高騰するでしょうから、庶民の台所は厳しくなりそうです。

[引用資料]

別掲 6-13 世界の食料事情

別掲 6-14 世界の中の我が国の水産業

別掲 6-19 技術と市場が漁業を破壊する



トップ   差分 バックアップ リロード印刷に適した表示   全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom Powered by xpWiki
Counter: 109, today: 2, yesterday: 1
初版日時: 2018-10-13 (土) 00:17:52
最終更新: 2018-10-15 (月) 09:15:27 (JST) (32d) by hikoichi