彦市   » 人類生存の危機 » 遺伝子操作

1.遺伝子工学の発達

バイオテクノロジー生物学応用技術)の一分野である遺伝子工学とは、遺伝子を人工的に操作する技術を総称したものです。

植物、動物、人間などの遺伝子のDNAが解明されており、このDNAを分離して取り出して、他の種の細胞に組み入れることができます。

植物の変種を作り出したり、タンパク質を合成したり、動物の形質を変えたり、人の細胞を作ったり・・・と、多分野で研究が進んでいます。

医学的分野での応用は、規制があるので、ワクチンの製造に実用されている程度で、殆どが基礎研究段階ですが、将来は、人の運動機能改善や人格改質、病気に対する治療や抵抗力増強なども考えられます。

植物に対しては、遺伝子組み換えが盛んに実用化されています。

しかし、生物多様化保護の観点から、自然界のバランスを乱すので危険視されています。

2.農産物に対する応用

いわゆる「遺伝子組み換え農産物」です。

大豆、トウモロコシ、綿、砂糖大根、牧草、野菜の一部に対して、既に実用化されています。

今後は、果物や米、小麦などへも実用化されるでしょう。

問題は、特許制度によって、種子が開発企業に独占されていることにあります。

世界で2社、アメリカのモンサント社とドイツのBASF社です。

この2社が、どこまで安全性を確認できているのか、詳細が分からない状態です。

品種改良されてから日が浅いので、長期に食した場合の影響が定かでないからです。

従って、不安視する人が多いのですが、加工品については消費者が気づいていないのが実情です。

栽培現場では、大量の農薬が散布されているようですから、残留農薬が心配です。

しかし、農薬に耐える特性を生かして、大規模な機械化農法を採用できるので、コスト低減となります・

3.日本の実情

洋ランを始めとして花の栽培には多く実用化されています。

農作物に対しては、認定されていません。

輸入品については、特に規制は無いようですので、大豆とトウモロコシが遺伝子組み換え農産物だと思われます。

ただし、殆どが加工品の原料または飼料ですから、消費者が気づいていません。

[引用資料]

別掲 6-6 遺伝子組み換えの問題点

別掲 6-20 遺伝子組み換え作物


トップ   差分 バックアップ リロード印刷に適した表示   全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom Powered by xpWiki
Counter: 78, today: 1, yesterday: 1
初版日時: 2017-03-06 (月) 06:54:25
最終更新: 2018-04-13 (金) 18:50:14 (JST) (109d) by hikoichi