彦市   » 人類生存の危機 » 原子力

1.核兵器の存在

アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5か国が「核兵器国」として、国連で承認されています。

この他にも、インド、パキスタン、北朝鮮が核保有国であり、イスラエルが核保有疑惑国です。

核兵器不拡散条約(NPT)で、核軍縮と核拡散防止を取り決めていますが、インド、パキスタン、イスラエルはNPTを批准していないので、実態は野放し状態に近いです。

国連で、拒否権を持つ 5大国が既得権として核保有を続ける限り、核廃絶は実現できません。

最近の北朝鮮の動向から、核兵器戦争の恐怖が強まっています。

2.原子力発電所

世界の運転可能な原発が31か国で430基あります。

アメリカが99基、フランスが58基、日本が40基であり、日本が全体の10%近くを占めています。

アメリカのスリーマイル島事故、ウクライナのチェルノブイリ事故、日本の福島第一原発事故と、大事故が発生して、原発の安全神話が消え失せています。

ドイツ、スエーデン、ベルギーでは、原発廃止を政策にして取り組んでいます。

しかし、後発国では建設計画が進められています。

1975年のヒロシマ30周年記念日に、アメリカの科学者・技術者2,300名による「原発反対宣言」をアメリカの大統領と議会に提出されました。

アメリカでは、シェールガスの大量採掘に成功して以来、原発増設の機運がないようです。

3.日本の実情

電力業界では、原発再稼働の方向で積極的に準備が進められています。

原発の耐用年数が延長されていますが、実質40~50年と推定すると、今後は順次廃炉時期に達します。

建屋解体に1棟当たり400億円、廃炉には1基当たり500億円、と推定すると、全体の43基では、3兆円以上の費用がかかる計算になります。

しかも、解体に40~50年を、廃炉には100年近くを要すると言われています。

今後は、これらの費用が電力料金に上乗せされるでしょうから、日本の電力料金が世界一になることは間違いないでしょう。

[用語解説]

核軍縮」とは、現存する核軍備の縮小、削減、そして最終的には廃絶を目指していく取組みです。

核不拡散」とは、核兵器やそれを運ぶミサイルだけでなく、開発に用いられる物資や技術が広まることを抑制したり、阻止したりする取組みです。

この意味で、核軍縮をタテ糸とすれば、核不拡散はヨコ糸ということができます。

[引用資料]

別掲 6-11  世界の原子力発電所

別掲 6-15 米科学者の原発反対『宣言』

別掲 6-16 核兵器と核軍縮



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初版日時: 2018-10-13 (土) 00:13:27
最終更新: 2018-10-15 (月) 09:02:52 (JST) (32d) by hikoichi