彦市   » 依佐美送信所(改訂9版) » 電力損失と発熱・騒音

ワードレオナード方式では回転機械の数が多くなります。

当時の技術レベルの最高の方式であっても、大型化により、振動や騒音が高くなったことが推察出来ます。

また、目的の電波を作るまでの工程が多いため、エネルギーのロスも多くなりました。

受電は、電力会社からの専用回線で、3相 3,300 ボルトで 1,500 KVA でした。

初段の誘導電動機の入力を980KWとすると、最終段のアンテナ入力が最大 540 KWであったので、アンテナ入力電力までのエネルギー利用効率は 約55 % でした。

ロスの殆んどが熱に変わるので、外部への放熱量が180KWで、残りの270KWが建屋内に放熱されることになります。

また騒音も高いので、夏季は劣悪な作業環境となっていたであろうと想像されます。

送信待機中とSPACE時にはタンク回路の 250 KW 抵抗器から200KWの放熱が加わりました。

夏季の建屋内では、室温35度、騒音が120ホンを超えていたのではないでしょうか。

戦後、アメリカ軍が使用することになって、操作パネル部分が区画されて、空調設備など整備されました。

大型機器出力KWロス推重KW放熱方式
誘導電動機92060室内放熱
直流発電機86070室内放熱
直流電動機75070室内放熱
高周波発電機600100外部へ放熱
トリプラー50060外部へ放熱
キーイングチョーク25040外部へ放熱


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初版日時: 2018-08-15 (水) 17:26:53
最終更新: 2019-02-27 (水) 12:06:14 (JST) (25d) by hikoichi