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信号を注入.jpg

「キーイングチョーク」が重要な役割を担っています。

キーイングチョークは外観がトリプラーと同じであり、構造も類似しています。

しかし、動作目的は全く違っています。

モールス信号は入力の有無を組み合わせて、記号(文字)としています。

従って、極短時間で動作するマーク(ON)とスペース(OFF)の切り替え器が必要です。

しかも、高周波の大電流回路を高速度で繰り返し切り替え動作しなければなりません。

そこで、鉄芯に励磁電流を流して磁気飽和させることで、コイルの実質容量を変化させます。

このコイルの容量変動を利用する特別な回路の働きにより、マーク時にはアンテナ回路を正常に機能させて電波を放射するが、スペース時にはアンテナ回路の同調を崩して電波を放射しません。

このようにして、アンテナからオン・オフの組み合わせ信号を高速度で送出します。

ここで、スペース時には 50 パーセント近くの電力が抵抗器で無駄に消費されます。

この理由は2点あります。

1点は、トリプラーの過励磁を維持して動作を継続させることです。

2点目は、オン・オフ信号による極端な負荷変動に耐えて、一定回転数を維持する為の設計上の制約からです。

モールス信号を1分間に150文字ほどの速度で送出していましたから、1文字を平均5個のマーク信号で構成されるとして、1秒間に12~13回の頻度でONとOFFを繰り返していました。

詳しくは、下記の項目を参照してください。

5-10. キーイングチョークの構造

5-11. コンデンサの構造



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初版日時: 2018-08-15 (水) 16:19:11
最終更新: 2018-10-11 (木) 19:43:14 (JST) (34d) by hikoichi