彦市   » 依佐美送信所(改訂9版) » シールドリング

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アンテナ給電のために、建物からの引き出し部には大型の貫通碍子が取り付けられ、更に、フィーダー線を介してシールドリング(遮蔽環)が取り付けられていました。

そして、2系統に分けられて給電されていました。

このようにして、ローディング・コイルで2万ボルト近くに昇圧された高周波電圧が印可されても耐える構造となっていました。

アンテナ線の立ち上がり部は、細い電線に2万ボルト以上の高周波電圧であり、建物に碍子を介して固定すると、配線の屈折部では電流の向きが変わるので、局部に大きな電位勾配を生じて、雨天時に突起部からコロナ放電を生じる可能性があります。

もし、コロナ放電が生じると、MARK信号が消滅して、正常な送信ができなくなります。

このシールドリングの役割は、突起部に発生する大きな電位勾配をリング部分に分散させると共に絶縁棒で離隔することで、コロナ放電を防止します。

リング部分は導電性の中空アルミ鋳物であり、軸部は絶縁性エボナイトで剛性と離隔距離を持たせてあります。

そして、全体の重量を減らす構造です。

依佐美では、更にエボナイト絶縁棒を継ぎ足していました。

これは、復調式に改造された際に、ローディング・コイルを巻き足したために、電圧が増加した為と推察します。

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初版日時: 2019-02-25 (月) 19:54:46
最終更新: 2019-03-03 (日) 21:57:35 (JST) (20d) by hikoichi