彦市   » 依佐美送信所(改訂9版) » アレスターの構造

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写真のように、ユニット化されていて、フレキシブルチューブと袋ナットで取替え可能な構造でした。

直径10cm 程で、厚みが1 mm程度 の雲母箔を挟んで、アース極に接続されていました。

この対雷特性要素である破壊通電電圧は20 kV 前後と推定します。

一般に、落雷電圧は20kV 以上ですから、当時としては実用的な方式でした。

このアレスターは高周波発電機の出口と高周波回路のコンデンサユニットに設置されていました。

鉄塔に落雷すると、パルス状の誘導電圧が逆流しますので、機器を保護するためです。

複数回の動作で雲母箔の破損が酷くなるので、交換が必要であり、定期的に整備済みの予備品と取り換えられました。

鉄塔の落雷に対しては、各鉄塔基部にアークホーン(放電角)が鉄塔毎に1個設置されていました。

これは、下の写真の如くであり、ギャップが25~30mm です。

落雷時には6~9万ボルトのピーク電圧で放電が開始されて、雷の静電気を地中へ放電します。

このアークホーンは、超高圧送電線の碍子保護に実用されていますが、本来の避雷器ほどの効果は期待できません。

当時は、実用になる高圧避雷器が無かったのです。

鉄塔には2万ボルトほどの高電圧が印加されますので、避雷針設備を設置することが不可能でした。

鉄塔本体から絶縁しなければならないので、高額な工事費となるからです。

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初版日時: 2018-08-18 (土) 13:50:40
最終更新: 2019-02-28 (木) 20:52:02 (JST) (23d) by hikoichi