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  • おわりに (19d) [ 意気込んで技術面からの解明を試みたが、資料不足と知力不足で満足できるレポートとはなりません。 ]
    ...ては興味あるテーマです。   これらの興味ある技術をガイドできれば、工学に関係する来訪者が増加するのではないかと期待しています。   2018年2月4日(第4次改訂版)水谷 彦一郎 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • はじめに (19d) [ 筆者が 「依佐美送信所ボランティア・ガイドの会」に入会したので、先ずは、自分が設備の内容を理解する必要があって、電気技術者の立場から学習したところ、当時の技術レベルの高さに驚きました。 ]
    ... 2.JA2DJN のページ (Yosami VLF Transmitting Station ) http://www.katch.ne.jp/~teru-y/yosami/yosami-2.htm Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • アレスターの構造 (19d) [ アレスターの構造 ]
      アレスターは、鉄塔基部に1個設置されていました。 写真のように、ユニット化されていて、フレキシブルチューブと袋ナットで取替え可能な構造でした。 直径10cm 程で、厚みが0.1 mm程度 の雲母箔を挟んで、前後で電気的絶縁状態に組み立てられていたものと推察します。 この対雷特性要素である破壊通電電圧は20 kV 前後と推定します。 一般に、落雷電圧は20kV 以上ですから、当時としては実用的な方式でした。 鉄塔に落雷すると、雲母箔が局部破壊されて放電するもので、電圧が下がれば自然に復...
  • アンテナ回路 (19d) [ アンテナ回路 ]
    ...マルチプル・アースの敷設状態 5-18.アース抵抗値の推察 5-19.アレスターの構造 5-20.鉄塔の配置状態 5-21.鉄塔の荷重負担状態 5-22.基台碍子の荷重分担 5-23.支線の機能と保守 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • アンテナ回路の整合 (19d) [ アンテナ回路の整合 ]
    ...9 x 10 -3 ) = 304 Ω XL = XC となっていませんが、これも Lw = 284 μH が実測値でないことと、ローディングコイルの計算誤差によるものと推察します。 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • アンテナ線の表皮効果 (19d) [ アンテナ線に高周波電流が流れると、自己の誘発磁界によって内部の電流が減少して、表皮部分を多くの電流が流れます。 ]
    ... / 0.5 x 10 -3 ) x { 1,800 / ( π x 4.2 x 10 -3 x3 ) } = 3.44 x 10 -5 x 45.5 x 10 3 = 1.57 Ω Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • アンテナ線の電流分布と電波放射 (19d) [ まず先に、アンテナから電波を放射する条件を考えてみます。 ]
    ...ールしています。 このキャッチボールによるエネルギーが高まって、電波となって大気中に飛び出しているのです。 この現象は、あたかも水面に石を投じて出来る波紋の如くに、光と同じ速さで外へ外へと拡がります。 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • アース抵抗値の推察 (19d) [ 電気技術者は、第1種接地工事で10 Ω以下の規定値を維持することに苦労します。 ]
    電気技術者は、第1種接地工事で10 Ω以下の規定値を維持することに苦労します。 アース電極を埋設しても10 Ω以下にならない地盤が多いからです。 一般に、アース抵抗値の計測は3電極法で交流を流して行いますが、低い抵抗値を正確に測定することは困難です。 接地抵抗値とは、アース電極から地球深部までの分布抵抗ですから、土壌の抵抗率に大きく左右されます。 電極埋設部近くまでの抵抗値を低くしても限界があります。 土壌の抵抗率は10~1,000 Ω・mの幅があり、一般的には...
  • キーイングチョークの構造 (19d) [ キーイングチョークの構造 ]
    ...、5.5mm2 の銅撚り線を150 巻しています。 絶縁油は、磁気損失とコイル抵抗損失によって高温になるので、隣接の油冷却槽へ循環する配管が取り付けられています。 下図はコイルユニットの構造説明です。 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • グリメトン無線局 (19d) [ 1950 年代から1996 年の間は、潜水艦への送信も行われました。 ]
    1950 年代から1996 年の間は、潜水艦への送信も行われました。 そのため1968 年にはトランジスタや真空管を採用した2台目の送信機が導入されて、現在もまだスウェーデン海軍が運用しているようです。 従来の発電機式送信機の17.2kHzと同じアンテナを使っているが、2台目の送信機は40kHz付近で設計されているようです。 1996 年に、旧式となった発電機式送信機による運用を停止しました。 しかし送信機の状態が良かったので、国の史蹟として指定を受けることになったのです。 発電機式送信機は、アレキ...
  • コンデンサの構造 (19d) [ コンデンサの構造 ]
    ...母板(マイカ)で、およそ60スタックで構成と推察します。 中には、絶縁と放熱のためにパラフィン油が充填されていました。 外箱が導電性であるので、底部に碍子を取り付けて床から浮かせて使用されていました。 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • トリプラーの構造 (19d) [ トリプラーの構造 ]
    ...ウエン送信所で使用したトリプラーのコイルユニットです。 メインコイルは、100 mm2 の銅撚り線を60巻したものであり、起動用励磁コイルは、150mm2 の銅撚り線を8巻したものです。   Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • トリプラーの機能と原理 (19d) [ [目次] ]
    ...ro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1081108390 鉄心入りコイルに正弦波交流電圧を加えた場合、流れる電流の高調波の大きさはなぜ 第3調波が最大なのでしょうか? Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • マルチプル・アースの敷設状態 (19d) [ 1/4波長の逆L型アンテナでは、電磁気理論の鏡像効果を出すために、アンテナ線の投影面積を十分にカバーするために広範囲に亙って出来るだけ高密度にアース線を敷き詰めてあります。(マルチプル・アース=網目状に配置した多重接地方式であり、地上に敷設するカウンターポイズと同等の効果があります。) ]
    ...考えです。 建設当初は、各ブロック毎に分けて、合計 766 本の木柱を立てて架空でアース線を展張していました。 しかし、耕作地でもあるので、やがて、架空アース線のすべてを埋設配線に変更されたようです。 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • ヨーロッパ諸国への送信 (19d) [ ヨーロッパ諸国への送信 ]
    ...。 螺旋軌道の径は、エネルギーの大きさに比例していますので、上図では、螺旋軌道-1 > 螺旋軌道-2 > 螺旋軌道-3 の関係があり、軌道径が受信感度以上あれば、その地点で受信が可能です。 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • 依佐美送信所の機能 (19d) [ 依佐美送信所の機能 ]
    ...約180キロワットありました。 詳しくは、下記の項目を参照してください。 2-2. 電源を供給 2-3. 安定した高周波を発生 2-4. 周波数を3倍に変換 2-5. 信号を注入 2-6. 電波を放射 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • 信号を注入 (19d) [ 信号を注入 ]
    ...ーク信号で構成されるとして、1秒間に12~13回の頻度でONとOFFを繰り返していました。 詳しくは、下記の項目を参照してください。 5-10. キーイングチョークの構造 5-11. コンデンサの構造 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • 信号注入回路 (19d) [ 設置当時から、ヨーロッパ諸国とモールス信号で通信していました。 ]
    ...出作業は、相手国別スケジュールに従って定時通信を行うことで効率のよい運用が行われていたと推察します。 下記の項目をクリックすると関連説明があります。 5-10.キーイングチョークの構造 5-11.コンデンサの構造 Prev依佐美送信所ー改訂の目次 Next信号注入回路
  • 制御回路 (19d) [ ワードレオナード方式の制御方式は、負荷変動条件により異なります。 ]
    ...) は 440 V 50 A の高速度繰り返し動作に耐えるように、特別に製作された大型のものでした。 下記の項目をクリックすると関連説明があります。 5-3.速度検出・制御回路 5-4.周波数弁別回路 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • 周波数を3倍に変換 (19d) [ 周波数を3倍に変換 ]
    トリプラー(3逓倍器)は、単相の変圧器に類似した構造です。 前段のフィルターで発電機の規定周波数に同調させて電圧を増幅して、トリプラーへ供給します。 鉄芯に過大な励磁電流を流して故意に磁気飽和させると極端に歪んだ電圧が発生します。 この歪んだ電圧には入力電圧周波数の3倍の周波数成分が多く含まれています。 後段のフィルター回路で、この3倍の周波数成分だけを取り出して目標の周波数として、アンテナ回路へ供給します。 この後段のフィルター回路には、1万 ボルトを超える電圧が発生するので、同調コイルには「高...
  • 周波数弁別回路 (19d) [ 「速度検出・制御回路」で概要を記してありますが、ここでは、高精度な回転数制御の心臓部である周波数弁別回路の詳細を記します。 ]
    「速度検出・制御回路」で概要を記してありますが、ここでは、高精度な回転数制御の心臓部である周波数弁別回路の詳細を記します。 上図は周波数弁別回路のトーンホイール出力による交流成分の流れる回路を赤線で示しています。 真空管ATと真空管BTとに2分されています。 高周波発電機の回転数が設定値からずれると、2本の真空管のプレート電圧に差を生じます。 そして、RR1リレーを動作させます。 トーンモーター出力で、基準値 2040 Hz に対して0.5 Hz 以上のずれを生じるとRR1リレーが動作する程度に...
  • 回路定数の計算 (2d) [ [目次] ]
    ...pi; x 17442 x 92.3 x 10 -6 = 10.1 Ω XCk = 1 / ( 2π x 17442 x 0.855 x 10 -6 ) = 10.7 Ω Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • 基台碍子の荷重分担 (19d) [ 基台碍子の荷重分担 ]
    平常時にあっては、基礎部の総荷重が 415 Ton であり、これを上図の如く12 個の碍子で均等に荷重分担しています。 従って、碍子1個当たりの荷重は、34.6 Ton となります。 碍子の外径が 25 cm、接触する平面が円形で直径 24 cm であり、450 cm2で荷重を受けます。 この状態では、圧縮圧力が1cm2当たり77 kgとなります。 均等に荷重を分担させる為には、碍子平面の摺り合わせとレベル合わせが必要です。 建設当時は、鉛の薄板を挟んで調整されたそうですが、戦後の使用ではケント紙...
  • 安定した高周波を発生 (19d) [ 安定した高周波を発生 ]
    誘導子型高周波発電機と呼ばれる特殊な構造の発電機です。 磁極数を多くして低い回転数で高い周波数の交流を発電する形式です。 直流電動機で駆動される回転子(回転する磁極)には、固定子(回転しない磁極)の中央部に配置されている励磁コイル(外部の直流電源と接続)による磁力線で、中央部を境目としたN極とS極が発生して、回転子全体が大きな電磁石を形成します。 回転子の外周部には256個の突極があり、歯車状に同一間隔で均等に加工されています。 一方の固定子の突極は、固定子の内周部に256個を回転子の突極と対にな...
  • 戦後に改造された事項 (19d) [ 1.アンテナ ]
    1.アンテナ 設置時は4分の1波長の逆L型アンテナでした。 昭和 4 年開局当時、ヨーロッパ諸国との通信が目的でしたが、7 年後の昭和 11 年には短波送信所が新たに設置されて、超長波は短波の補助的役割になりました。 昭和 16 年の太平洋戦争開戦に伴い、超長波は日本海軍が潜水艦への送信に使用するようになりました。 戦後は使用中止されて、従来のアンテナ線は、昭和 22 年に撤去されました。 そして、米国海軍により、昭和 25 年から1年半をかけて昭和 27 年 4 月にアンテナの更新が完成しました。...
  • 支線の機能と保守 (19d) [ 支線は鉄塔に付帯する重要な部分です。 ]
    支線は鉄塔に付帯する重要な部分です。 設計上の強度が満足していても、保守管理を怠ると鉄塔の破壊に繋がります。 鉄塔1基に対して18本の支線がバランスを保って引っ張っています。 もし、支線が切れると座屈現象を生じて湾曲したり、倒壊します。 上図は、支線用碍子ユニットの構造を説明する写真です。 碍子は引張強度が無いので、引留め碍子は圧縮力が加わるような構造で使われます。 最頂部のワイヤーの負担が最も大きく、台風時の最大想定荷重が130トンですから、碍子の強度を350 kg / cm 2 、安全率を2...
  • 監視室操作盤 (19d) [ 1.操作パネル (名称プレート中央から右側が2号機で手前が1号機) ]
    1.操作パネル (名称プレート中央から右側が2号機で手前が1号機) 回転機とトリプラーは故障を考慮して2セット設置され、系統一式を切り替えることが可能でした。 2.抵抗器の設定操作ハンドル (励磁電流制御回路) 直流発電機の励磁電流を制御するスライド式抵抗器(50Ωー50A)の設定値変更をチェインを介して操作するハンドルです。 3.抵抗器 (上のハンドル操作するスライド式抵抗器) 裏側から見たもので、表側にチェイン駆動のスプロケットホイールがついています。 4.信号入力切り替え器 ...
  • 絶縁油の耐電圧試験器 (19d) [ トリプラーとキーイング・チョークには、トランス用絶縁油が使用されていました。 ]
    トリプラーとキーイング・チョークには、トランス用絶縁油が使用されていました。 使用を重ねると油が劣化しますので、定期的に検査する必要があります。 その検査機器の1つが、この耐電圧試験器です。 使用中の機器からサンプリングした絶縁油を試験器のオイルカップに注ぎ、球ギャップを調節して高電圧を印加します。 ギャップを2.5 mmにして、30 kV を印加しても放電しなければ合格です。 水分が混入したり、過熱状態で使用を続けると、急速に劣化して耐電圧値が低下ます。    PrevYukiWiki...
  • 航空障害灯 (19d) [ 鉄塔には赤と白の標識塗装が施されていました。 ]
    鉄塔には赤と白の標識塗装が施されていました。 そして、夜間の識別用に赤色灯と赤色点滅灯が設置されていました。 これらは、航空法 施工規則 第127条(昭和27年施行)で義務付けられていたものです。 1.地上60m以上の鉄塔は、昼間障害標識(赤白の区分塗装)と赤色航空障害灯を設置する。 2.150m 以上の構築物は、97.5m 以上の部分には、頂部から52.5 m以内毎に低光度赤色灯(点灯のままのもの)を設置する。 3.高さが210 m以上の鉄塔は、最上部及び105 mづつ下の位置に中光度赤色灯(点滅...
  • 複調式アンテナ (19d) [ 1 / 4 波長の逆L字アンテナの端末にローディングコイルを追加して 1 / 2 波長に同調させることにより、アンテナ線部分の電流分布を増加させることになります。 ]
    1 / 4 波長の逆L字アンテナの端末にローディングコイルを追加して 1 / 2 波長に同調させることにより、アンテナ線部分の電流分布を増加させることになります。 また、2つの同調回路をもつ1/2 波長の門型アンテナとなって、水平エレメントに直交する両方向に強い指向性を持つ特性になります。 即ち、単にアースするだけであれば、アンテナ素子の水平部分は水平偏波のアンテナですが、アンテナ投影面全体を均等にするメッシュ状の多重アースによって電気的に鏡像効果を生じるので、地下にも地上と対称の設備がある場合と等...
  • 輻射効率の算出 (19d) [ 輻射効率の算出 ]
    上図は、有効電力(電圧と同位相の電流値で表示)に注目した電力消費図です。 定常運転時を想定していますので、最大出力ではありません。 括弧の値が最大出力時に相当します。 高周波発電機の出力500KWで運転しています。 アンテナ回路の効率が30%であり、主電動機の出力800KWに対しては、利用効率が16%です。 上図は、キーイングチョークが動作した状態の電力関係図です。 高周波発電機の出力が50%の 250 KW に低下しています。   輻射抵抗の計算式はアンテナの形式により、経験値に基づ...
  • 速度検出・制御回路 (19d) [ 速度検出・制御回路 ]
    上図は、高周波発電機の回転数を検出して直流発電機を制御する回路の一部分です。 ワードレオナード方式の速度を一定に保つ制御の心臓部です。 高周波発電機の回転数センサー(発電機軸で駆動されてるトーン・ホイール)の発電出力 e が回転数情報として制御回路へ入力されます。 トーン・ホイールは、極数 90 で、定格時の 発電機回転数 1,360 rpm に対して 2,040 Hz の出力です。 トーン・ホイールの発電出力 e は、並列接続で3か所に分配されます。 中央のATとBTは、4極真空管で、動作特...
  • 運転・保守 (19d) [ 昭和4年当時の産業実状を想定して、この依佐美送信所の運転と設備保守業務について推察を試みました。 ]
    昭和4年当時の産業実状を想定して、この依佐美送信所の運転と設備保守業務について推察を試みました。 以下は筆者の推察でシミュレートしたものです。 (筆者は、高圧・極低温プラントの運転・保守に携わった経験があります) 昭和4年の我が国は大型運搬機械や大型クレーンなどの無い時代でした。 高圧電力や高周波電力に使用できる計測器も限られていました。 熱電対型の電流計とコンデンサ型の電圧計が使用されたと思われます。 こんな実状では、正確なデータの採取が困難であるため、設備稼働時の測定記録類が少ないと思われます。...
  • 鉄塔の荷重負担状態 (19d) [ 鉄塔の荷重負担状態 ]
    水平部のアンテナ線16本と吊架線4本の重量を計算すると、概算 12 Ton となります。 これを8基の鉄塔で分担すると、1基あたり P2 = 1.5 Ton の分担となります。 アンテナ線荷重の水平分力は、α 角が小さいほど大きくなります。   次に、支線について考察します。 高さ250mの鉄塔1基あたり、42m間隔で6ヶ所に支線が張られており、1ヶ所につき3方向で引っ張っていました。 ワイヤーロープのサイズは、頂部から順に、57 , 53 , 46 , 49 , 40 ...
  • 鉄塔の配置状態 (19d) [ 鉄塔の配置状態 ]
    給電点を基準とした長手方向が、北から西へ30度、即ち330度の方向へ向けて建設されていました。 これは、ヨーロッパ諸国へ向いており、効果的に電波を送信するためでした。 また、正三角形型の鉄塔では、支線の向きがアンテナ吊架線の延長線上になっています。 これも、力学的観点からして合理的な設計であったと思います。 鉄塔の強度計算では、最も過酷な条件である1塔と2塔について考慮すればよいと思います。 PrevYukiWiki Nextはじめに
  • 電力受電設備 (19d) [ 1。設置時の受電設備 ]
    1。設置時の受電設備 東邦電力会社の依佐美変電所から、約3 km を架空線で、そのあと依佐美送信所までの 1 km を地中ケーブルによる専用回線で 3 相 3,300 V で 1,800 KVA の電力を受電していました。 所内変電所では、高圧遮断器と低圧動力と電灯回路用の変圧器が設備されていた程度ではなかったかと推察します。 昭和 11 年の短波送信所が建設された頃に前後して、3,000 KVA の専用回線が増設されて、電源の信頼度が向上したと推察します。 非常電源は75 KW のヂーゼル発電機で...
  • 電力損失と発熱・騒音 (19d) [ ワードレオナード方式では回転機械の数が多くなります。 ]
    ワードレオナード方式では回転機械の数が多くなります。 当時の技術レベルの最高の方式であっても、大型化により、振動や騒音が高くなったことが推察出来ます。 また、目的の電波を作るまでの工程が多いため、エネルギーのロスも多くなりました。 受電は、電力会社からの専用回線で、3相 3,300 ボルトで 1,500 KVA でした。 最終段のアンテナ入力が最大 500 KWであったので、アンテナ入力電力までのエネルギー利用効率は 約50 % でした。 ロスの殆んどが熱に変わるので、熱交換器での放熱量を250KW...
  • 電波を放射 (6d) [ 電波を放射 ]
    ...アースの敷設状態 5-18. アース抵抗値の推察 5-19. アレスターの構造 5-20. 鉄塔の配置状態 5-21. 鉄塔の荷重負担状態 5-22. 基台碍子の荷重分担 5-23. 支線の機能と保守 Prev Next 依佐美送信所ー改訂の目次
  • 電源を供給 (19d) [ 電源を供給 ]
    昭和4年当時の電力需要では、1,500KVA(約1,200キロワット)は特定の大口顧客でしたので、東邦電力会社(後の中部電力)の依佐美変電所(現在の小垣江変電所)から、3相3300ボルトの高圧専用回線で送られていました。 3相交流電圧は回転機械に都合がよいので、そのままの電圧で誘導電動機を運転していました。 起動時には、水抵抗器で電圧を下げて、低い電圧で起動することで、起動許容電流を超えないように徐々に回転を上昇させる方法でした。 この交流電動機で直流発電機を回して、約700ボルトの直流電力を発電...
  • 電源回路 (6d) [ 電源構成はワードレオナード方式 ]
    電源構成はワードレオナード方式 当時の既存の送信所では、高周波発電機の運転は誘導電動機との直結方式でした。 依佐美送信所でワードレオナード方式が採用されたのには理由があります。 それは、当時の世界情勢から、超長波の送信所が増加傾向にあって、限られた周波数範囲に増加する送信所の固有周波数を割り当てるには、出来るだけ許容周波数範囲を狭くする必要があります。 それに加えて、大電力送信所は、他局に混信を与えやすいので、不要な電波放射を極力抑えなければなりません。 一方で、受信機の改良も進み、4極真空管の実...
  • 類似施設との比較 (19d) [ 類似施設との比較 ]
    比較事項依佐美送信所えびの送信所グリメトン無線局運用主体国際電信局・(アメリカ軍)海上自衛隊スエーデン バールベリ・ラジオ局場所愛知県刈谷市高須町石山2番地宮崎県えびの市字大明司字六本原スエーデン (世界遺産)施設区分超長波(VLF)送信施設超長波(VLF)送信施設超長波(VLF)送信施設用途欧州と交信・(潜水艦向け)潜水艦向けアメリカとの交信運用開始1929年(昭和4年)1991年(平成3年)に完成1924年に完成周波数と出力周波数は17.4kHz、出力500KW周波数は22.2kHz、出力500...
  • 高周波回路 (19d) [ 高周波回路 ]
    上図は、高周波発電機の出力から送信搬送波成形までの回路図です。 当時の世界情勢では、世界主要国間の直接情報交換が可能な無線通信方式はトップランクの技術でした。 高周波発電機は世界で3方式以上あったようですが、それぞれ長所短所があり、依佐美送信所はドイツのテレフンケン社の方式でした。 この方式では、外形と回転数からの設計上の制約があって、後述の3逓倍システムと組み合わされて機能していました。 依佐美送信所は世界最大級で、超長波送信所としては最後に建設された施設であったようです。 特徴は、発生周波数の...
  • 高周波回路の電圧と電流 (19d) [ 1.波形整形用同調回路の計算 ]
    1.波形整形用同調回路の計算 下図は、昭和 40 年 11 月の実測データ(複調式アンテナ方式)を参考として、筆者が一部修正した高周波回路です。 以下に、回路定数の計算根拠を記します。 a) f 1 同調回路 Lp と Cp 発電機から派生する不要な周波数成分を除去します。 ( f1 = 9,190 Hz )    同調条件は、2π x f 1 x Lp = 1 / ( 2π x f 1 x Cp )  Lp = 38 μH  Cp = 7.9 μF  f 1 = 9,19...
  • 高周波発電機の原理と構造 (19d) [ 下の3枚の写真は、高周波発電機の外観(上)、電動機側のカバーを外した状態(中)、回転子の外観(下)です。 ]
    下の3枚の写真は、高周波発電機の外観(上)、電動機側のカバーを外した状態(中)、回転子の外観(下)です。 回転子の直径が 1,870 mm 、幅が 1,100 mm 、重量が 21.2 ton です。 固定子の外径が約 3,000 mm 、発電機の総重量が約 38 ton です。 回転子の突極は256個あり、A 列とB 列に分割されています。 これに対応して、固定子の磁極が配置されており、A 列と B 列にそれぞれ256の電磁石が取り付けられています。 下図は原理を説明するもので、断面を示して...
  • 高周波発電機の特徴 (19d) [ 依佐美に設置された高周波発電機は世界最大級の 600 KWでした。 ]
    依佐美に設置された高周波発電機は世界最大級の 600 KWでした。 当時の世界情勢では、先進国が競って超長波による国際通信施設を建設していました。 その主要機器である大出力の高周波発電機は特定の国で造られていました。 それは、ドイツのテレフンケン社、アメリカのゼネラルエレクトリック社、フランスのSFR社でした。 それぞれに、工夫をこらした設計でユニークなものですが、依佐美には、テレフンケン社のものが設置されました。 以下に、その特徴と問題点を列挙します。 1。構造 600KWの大出力ながら外観はスマ...

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