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  1. アレスターの構造 (18h)
    • 2018-05-21 (月) 19:26:33 by hikoichi 差分

      アレスターは、鉄塔基部に1個設置されていました。 写真のように、ユニット化されていて、フレキシブルチューブと袋ナットで取替え可能な構造でした。 直径10cm 程で、厚みが0.1 mm の雲母箔を挟んで、電気的絶縁状態で組み立てられていました。 この耐雷特性要素としては、18~25 kV と推察されます。 鉄塔に落雷すると、雲母箔が局部破壊されて放電するもので、電圧が下がれば自然に復旧するもので、いわゆる「弁作用」があります。 複数回の動作で雲母箔の破損が酷くなるので、交換が必要であり、定期的に整備済みの予備品と取り換えられました。

  2. 支線の機能と保守 (19h)
    • 2018-05-21 (月) 18:59:51 by hikoichi 差分

      上図は、支線用碍子ユニットの構造を説明する写真です。 最頂部のワイヤーの負担が最も大きく、台風時の最大想定荷重が130トンですから、碍子の強度を350 kg / cm 2 、安全率を2として設計しますと、碍子の受圧面直径は、30 cm となります。 中間部のワイヤーロープは、負担が少ないので、直径 20 cm の碍子ユニットが用いられました。 そして、3本の支線を集合して固定されました。 この地上近くの固定部には、展張調節用のボルトが設けてありました。

      保守作業としては、碍子の破損がないか、ワイヤーの展張状態、鉄塔の垂直度、などを定期点検することでした。 3方向のワイヤーのたるみ(展張力)を同一とし、かつ、上下6本のたるみもバランスよく調整しなければなりません。 季節毎に再調整する必要もありますし、合計 144 本もある支線の保守は、かなりの作業量でした。

  3. コンデンサの構造 (19h)
    • 2018-05-21 (月) 18:17:43 by hikoichi 差分

      添付[添付]

  4. 監視室操作盤 (23h)
    • 2018-05-21 (月) 14:57:59 by hikoichi 差分

      信号制御ラインの出力回路に設置されており、電信発信状態を確認する(±50mA)

  5. はじめに (9d)
    • 2018-05-13 (日) 11:17:40 by hikoichi 差分

      2016年12月に初版を公開しましたが、内容に多くの間違いがありましたので、2017年4月に改訂版を、2017年7月に第2改訂版を、その後、長年調査研究されている会員の柏田氏から、資料提供と助言を得て2017年12月に第3改訂版を、2018年2月に全体を見直して第4改訂版を、更に、送信所閉鎖時まで実務に携わって来られた会員の正木氏からの助言を得て数か所を訂正して第5改訂版として公開します。

  6. 速度検出・制御回路 (9d)
    • 2018-05-13 (日) 09:37:49 by hikoichi 差分

      抵抗器 Rc3 が投入されると、励磁電流が増加して即時に回転数を増加させる働きをします。 同時に摺動抵抗値 R抵抗値を減少させる方向に駆動モーターが回転して、励磁機の出力電圧を上昇させます。 しかし、摺動抵抗値 R抵抗値は減少したままですから、直流発電機の励磁電圧は上昇したままとなっています。 抵抗器 Rc3 は、速度低下時のみ On されて励磁電流が追加されます。 速度過大時に対しては、摺動抵抗値 R抵抗値を増加させる方向に駆動モーターが回転して、励磁機の出力電圧を降下させます。 その結果、直流発電機の励磁が減少した状態となって直流出力電圧が低下するので、受電電圧が上昇した場合の対応ができます。 尚、駆動モーターの制御はMARK信号がOn の時(送信中)のみ動作します。
      これは、待機時に受電電圧が変動してもアンテナ出力には関係しないので、不必要動作を減らすためです。 基準値の設定は、Aループ RC の直列同調回路、及びBループ CoLo の直列同調閉回路(タンク回路)で行います。
      詳細は下記しています。
      詳細は5-4.周波数弁別回路で説明します。 .逆に低速度となれば、RR1 リレーに正方向の電流が流れるので、直流発電機の励磁電流制御用抵抗器RC3が追加接続され、同時に直流発電機用の励磁機電圧を制御する摺動抵抗器の抵抗値が減少する方向に抵抗器の駆動モーターが回転します。 そして、摺動抵抗器の抵抗値の減少に合わせて励磁機自体の出力電圧が上昇します。

  7. 電力損失と発熱・騒音 (9d)
    • 2018-05-13 (日) 09:05:52 by hikoichi 差分

      当時の技術レベルの最高の方式であっても、大型化により、振動や騒音が高くなったことが推察出来ます。 また、目的の電波を作るまでの工程が多いため、エネルギーのロスも多くなりました。 最終段のアンテナ入力が最大 500 KWであったので、アンテナ入力電力までのエネルギー利用効率は 約50 % でした。 ロスの殆んどが熱に変わるので、熱交換器での放熱量を250KWとすると、建屋内に250 KW の電熱器が設置されているのと同等の環境であり、また騒音も高いので、夏季は劣悪な作業環境となっていたであろうと想像されます。 送信停止中にはタンク回路の 250 KW 抵抗器からの放熱が加わりました。

      高周波発電機60070外部へ放熱
      トリプラー50070外部へ放熱
      キーイングチョーク25040外部へ放熱
  8. 電力受電設備 (9d)
    • 2018-05-13 (日) 08:51:50 by hikoichi 差分

      東邦電力会社の依佐美変電所から、約3 km を架空線で、そのあと依佐美送信所までの 1 km を地中ケーブルによる専用回線で 3 相 3,300 V で 1,800 KVA の電力を受電していました。 所内変電所では、高圧遮断器と低圧動力と電灯回路用の変圧器が設備されていた程度ではなかったかと推察します。 非常電源は75 KW のヂーゼル発電機でしたから、所内照明と制御電源および保安機器の負荷に対処していたと推察します。 昭和 49 年になって、3 相 6,600 V に昇圧されて、 1,800 KVA のタイトランスにより、 3,300 V に降圧していました。 そして、非常電源として、3相3,300 V, 1,550 kw の高圧ヂーゼル発電機が設置されていました。

  9. 戦後に改造された事項 (9d)
    • 2018-05-13 (日) 08:47:35 by hikoichi 差分

      昭和 4 年開局当時、ヨーロッパ諸国との通信が目的でしたが、7 年後の昭和 11 年には短波送信所が新たに設置されて、超長波は短波の補助的役割になりました。 昭和 16 年の太平洋戦争開戦に伴い、超長波は日本海軍が潜水艦への送信に使用するようになりました。

      アンテナ線の実長は 1 本当たり 1,800m(水平部が 1,500 mで、立ち上がり部が 250 mと水平部のたるみを含めて300m)。 これは、高周波電流は表皮効果で電流が電線表面に集中するので、強度のある電線を使って細くして3本とすることで、表面積を同等にしつつインダクタンスを増加したので効率向上に寄与したと推察します。 吊架線は碍子で絶縁した状態で、鉄塔頂部の滑車を通して地上へ引き下ろされて、地上近くで固定される構造でした。 これは、アンテナ線の開放端を収束してローディングコイルと同じ機能を持つ終端コイルを介してアースに継いだものです。 この終端コイルは、増設したコイル室に収納されました。 既存のローディングコイルの巻数を増やしてアンテナ水平部の中間が電流節となるようにして、同じ容量の新設終端コイルを接続したことにより、アンテナ線中央部が電流節(定在波で電流が0V、電圧が最大値)となって、1/2波長のアンテナになりました。 これは、出力電圧が3相220Vであり、高周波発電機の軸受け冷却用の油循環ポンプ、航空障害灯、監視室などの非常電源として使用されました。 昭和45年4月9日に、3相3300Vで、1,550KWの高圧ディーゼル発電機が設置されました。

  10. 制御回路 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 15:29:11 by hikoichi 差分

      これは、主として受電電圧や周波数の変動(外乱)に対処するためです。 負荷変動に対しては下図の如く励磁電流で対応し、受電電源の変動に対しては、下図の如くリレーRR3をOn-Offして励磁電流を変化させると同時に、摺動抵抗器によって励磁機自体の出力電圧を変化させて対応します。 4.設定回転数に一致すると、RR1 リレー動作が復帰して、接点が中間の位置になり、OR1OR2 は働かないので、駆動モーターは停止する。 3.また、LR1 のMARK出力は、直流発電機の励磁電圧を調節する速度検出・処理回路へ送られています。 4.KR1 のSPACE出力は、パワーリレー KR2 を介して信号注入回路へ送られています。 6.回転数が設定値との間にずれを生じると、RR1 が動作して、RR3 を介して直流発電機の励磁電流制御回路へ送られています。(速度低下の時に限って動作します) #br

  11. アンテナ回路 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 15:20:04 by hikoichi 差分

      アンテナ設備は2系統に分岐し、更に熊手状に幅 30 m 間隔で広範囲に配置した計 16 条のアンテナ素子で、最大 500 KW の入力が可能でした。 これは、アンテナ線を細くして軽量化を図り、かつ、アンテナ線での発熱を分散させることと、更に、隣接線からの相互インダクタンスの影響を減らすと共に地震や台風時に隣接線の交さ接触防止の為もあって、広範囲にわたる敷設となっていたものと推察します。 従って、このアンテナの長手方向の給電点を330 度(北から30 度西寄り)としてヨーロッパ諸国に向けて設置されていました。 アンテナ素子には外径約 10 mmの燐青銅撚り線が使われ、4本の吊架線を介して8基の250m鉄塔に展張された構造でした。(設置当初は外径約 20 mmの燐青銅撚り線?) また、アンテナ線の終端部を碍子で絶縁して、継ぎ足した引き下げ線の地表近くに重錘を取り付けて、アンテナ線のたるみが季節変動の影響を受けないように、的確な展張力を維持する構造でした。(開設時の方式で、重錘は最初のアンテナ線取替時に外された) 従って、台風時でも支線の強度で耐えられて、鉄塔基部には曲げ応力が生じない設計でした。 この結果、従来は給電点方向に強い指向性があったものが、終端方向にも指向性を持つことになって、水平アンテナ素子の双方向に垂直偏波が生じて指向性を持つようになりました。 しかしながら、ローディングコイルの値が増加して送信所建屋出口の電圧が上昇したので、絶縁碍子の構造が変更されました。 下記の項目をクリックすると関連説明があります。

  12. 信号注入回路 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:59:19 by hikoichi 差分

      記録によると、毎分 150 語でモールス信号を自動送信した記録がありますので、1秒間に 約 13 回近い On-Off 操作となり、負荷補償用のリレーが1秒間に 13 回も動作を繰り返していたようです。 信号送出の待機状態では、直流発電機の励磁電流を減少して直流出力は 300 KW ( 50 % ) となり、高周波発電機の出力は 220 KW (45%) となります。 高周波発電機の負担を減らす目的で、タンク回路で 186KW(43 %) を消費することで発電機の負荷変動を 500KW(100%) ー 220KW(45%) の2値変動とすることで、変動幅を50%と狭くして制御を容易にしています。 電流値が低下すると磁気飽和状態が維持が心配ですが、45%の負荷であれば磁気飽和状態を継続できました。

  13. 信号を注入 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:36:59 by hikoichi 差分

      詳しくは、下記の項目を参照してください。

  14. 周波数を3倍に変換 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:36:25 by hikoichi 差分

      詳しくは、下記の項目を参照してください。

  15. 安定した高周波を発生 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:35:58 by hikoichi 差分

      詳しくは、下記の項目を参照してください。

  16. 電源を供給 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:35:25 by hikoichi 差分

      詳しくは、下記の項目を参照してください。

  17. 依佐美送信所の機能 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:34:52 by hikoichi 差分

      詳しくは、下記の項目を参照してください。

  18. 電波を放射 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:34:01 by hikoichi 差分

      詳しくは、下記の項目を参照してください。

  19. 電源回路 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:29:46 by hikoichi 差分

      5-1. 電力受電設備 5-2. 電力損失と発熱・騒音 5-5. 高周波発電機の特徴 5-6. 高周波発電機の原理と構造

  20. 依佐美送信所ー改訂の目次 (10d)
    • 2018-05-11 (金) 14:16:48 by hikoichi 差分

      2-3.安定した高周波を発生

  21. AutoAliasName (17d)
  22. BracketName (17d)
  23. FormattingRules (17d)
  24. InterWikiSandBox (17d)
  25. MenuBar (17d)
  26. PukiWiki​/1.4 (17d)
  27. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin​/L-N (17d)
  28. SandBox (17d)
  29. WikiName (17d)
  30. WikiWikiWeb (17d)
  31. FrontPage (17d)
  32. Help (17d)
  33. InterWiki (17d)
  34. InterWikiName (17d)
  35. PHP (17d)
  36. PukiWiki (17d)
  37. PukiWiki​/1.4​/Manual (17d)
  38. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin (17d)
  39. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin​/A-D (17d)
  40. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin​/E-G (17d)
  41. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin​/H-K (17d)
  42. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin​/O-R (17d)
  43. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin​/S-U (17d)
  44. PukiWiki​/1.4​/Manual​/Plugin​/V-Z (17d)
  45. WikiEngines (17d)
  46. YukiWiki (17d)
  47. アンテナ線の表皮効果 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:07 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  48. アース抵抗値の推察 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:07 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  49. 周波数弁別回路 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:07 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  50. 回路定数の計算 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:07 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  51. おわりに (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  52. アンテナ線の電流分布と電波放射 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  53. キーイングチョークの構造 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  54. トリプラーの構造 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  55. トリプラーの機能と原理 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  56. マルチプル・アースの敷設状態 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  57. 航空障害灯 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  58. 輻射効率の算出 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  59. 運転・保守 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:06 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated

  60. グリメトン無線局 (31d)
    • 2018-04-20 (金) 20:29:05 by hikoichi 差分

      #navi

      #norelated


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