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昭和4年当時の電力需要では、1,500KVA(約1,200キロワット)は特定の大口顧客でしたので、東邦電力会社(後の中部電力)の依佐美変電所(現在の小垣江変電所)から、3相3300ボルトの高圧専用回線で送られていました。

3相交流電圧は回転機械に都合がよいので、そのままの電圧で誘導電動機を運転していました。

起動時には、水抵抗器で電圧を下げて、低い電圧で起動することで、起動許容電流を超えないように徐々に回転を上昇させる方法でした。

この交流電動機で直流発電機を回して、約700ボルトの直流電力を発電しました。

そして、この直流で直流電動機を運転して、高周波発電機を回していました。

複雑な方法ですが、これを「ワードレオナード方式」と呼ばれます。

この方式は、大きな負荷変動がある大型機械において、回転数を高精度で制御できる特性があります。

大幅な負荷変動(アンテナ回路への入力で500キロワットと220キロワットの2値変動)に対応するのに、直流発電機の励磁電流(電磁石の力に比例します)を変化させて、発電電圧を瞬時に変化させて、高周波発電機の回転数を一定に保ちます。

更に、変電所から送られてくる電圧や周波数の変動による影響(外乱)にも対応します。

この様な自動制御によって、高周波発電機の回転数を0.1パーセント以内の変動幅で制御していました。

この結果、アンテナから放射する電波の周波数が17,425~17,460ヘルツに収まるように制御できていました。

この発電機の回転数が変動すると、電波の周波数が変動するので、許容変動幅を超えると相手が受信できなくなります。

従って、高周波発電機を規定回転数で正確に運転しなければならなかったのです。

詳しくは、下記の項目を参照してください。

5-1. 電力受電設備

5-2. 電力損失と発熱・騒音

5-3. 速度検出・制御回路

5-4. 周波数弁別回路


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初版日時: 2018-05-10 (木) 18:01:12
最終更新: 2018-05-11 (金) 14:35:25 (JST) (10d) by hikoichi