彦市   » 依佐美送信所ー改訂 » 基台碍子の荷重分担

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平常時にあっては、基礎部の総荷重が 415 Ton であり、これを上図の如く12 個の碍子で均等に荷重分担しています。

従って、碍子1個当たりの荷重は、34.6 Ton となります。

碍子の外径が 25 cm、接触する平面が円形で直径 24 cm であり、450 cmで荷重を受けます。

この状態では、圧縮圧力が1cm当たり77 kgとなります。

均等に荷重を分担させる為には、碍子平面の摺り合わせとレベル合わせが必要です。

建設当時は、鉛の薄板を挟んで調整されたそうですが、戦後の使用ではケント紙にニスを塗った物を使用されたようです。

参考までに石材の圧縮強度は、花崗岩で 1,500 kg /cm、安山岩で 1,000 kg /cm、砂岩で 500 kg /cmです。

また、現在の規格では、レンガ第4種 (最強のもの) の耐圧強度が 300 kg /cmです。

当時は、この碍子の強度を 350 kg /cmを目標に製造されており、従って安全率は、350 / 77 = 4.5 となり、実用に耐え得る強度です。

台風時に想定される最悪荷重 909 ton に対する碍子1個当たりの荷重は、168.3 Ton となります。

従って、安全率は、350 / 168.3 = 2.0 となります。

 

保守上では、荷重の均等分担状態の確認が重要であり、もしも荷重が偏ると碍子の亀裂が発生して漏電状態となってアンテナの効率が低下します。




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初版日時: 2018-02-01 (木) 19:10:26
最終更新: 2018-02-15 (木) 15:47:17 (JST) (6d) by hikoichi