彦市   » 依佐美送信所ー改訂 » マルチプル・アースの敷設状態

1/4波長の逆L型アンテナでは、電磁気理論の鏡像効果を出すために、アンテナ線の投影面積を十分にカバーするために広範囲に亙って出来るだけ高密度にアース線を敷き詰めてあります。(マルチプル・アース=網目状に配置した多重接地方式であり、地上に敷設するカウンターポイズと同等の効果があります。)

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これは、鏡像効果を目的とするもので、対地分布する静電容量が均一になるほど鏡像効果が高まります。

特に、超長波では、アンテナの短縮比率が大きいので構造的に輻射効率が低い値になってしまいます。

また、アンテナ線の先端に行くほど電流の経路が長くなり、電流が流れ難くなります。

そこで、アース部分を長手方向に対して区分してアース網をブロック化する対策がされていました。

そして、均等に電流が流れるようにする目的で、あえてバランシング・コイルが挿入されていました。

2y64.jpg

つまり、アンテナ線の給電点に近いブロックほど、より大きいインダクタンスを付加してアース電流を抑えて、各ブロックのアース電流を均等にすれば、結果として鏡像効果が高まって輻射効率の改善に寄与するとの考えです。

建設当初は、各ブロック毎に分けて、合計 766 本の木柱を立てて架空でアース線を展張していました。

しかし、耕作地でもあるので、やがて、架空アース線のすべてを埋設配線に変更されたようです。




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初版日時: 2018-02-01 (木) 19:07:04
最終更新: 2018-02-15 (木) 15:44:57 (JST) (6d) by hikoichi