彦市   » 依佐美送信所ー改訂 » アンテナ線の表皮効果

アンテナ線に高周波電流が流れると、自己の誘発磁界によって内部の電流が減少して、表皮部分を多くの電流が流れます。

つまり、高周波電流は導体の表面しか流れません。

従って、電線は直流抵抗値に比べて格段に大きい抵抗値となるので、電線の発熱が増加します。

この現象を「表皮効果」と称して、下記の計算式があります。

これは、円形断面の電線の表皮抵抗を求めるものです。

9y54.jpg

 

下の線図で、表皮の厚さ d の値を求めることができます。

9y52.jpg

以下に、依差美送信所のアンテナ線に関して、1本当たりの高周波抵抗値を計算しました。

1。設置当初(燐青銅撚り線 外径 10 mm)

L = 1,800 m , d = 0.5 mm , D = 10 mm , ρ = 1.72 x 10 -8

Rw = ( 1.72 x 10 -8 / 0.5 x 10 -3 ) x { 1,800 / ( π x 10 x 10 -3 ) } = 3.44 x 10 -5 x 57.3 x 10 3 = 1.97 Ω

直流抵抗値は0.54 Ωだから、4.9 倍の値となっています。

 

2。戦後の張替え (銅クラッド鋼線 外径4.2 mm 3本撚り)

L = 1,800 m , d = 0.5 mm , D = 4.2 mm , ρ = 1.72 x 10 -8 , n = 3

Rw = ( 1.72 x 10 -8 / 0.5 x 10 -3 ) x { 1,800 / ( π x 4.2 x 10 -3 x3 ) } = 3.44 x 10 -5 x 45.5 x 10 3 = 1.57 Ω




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初版日時: 2018-02-01 (木) 19:04:05
最終更新: 2018-02-15 (木) 15:42:32 (JST) (6d) by hikoichi