彦市   » 二宮尊徳 » 分度の模範

要約です。

度外推譲の模範は、宇津家の再興や相馬藩の興復、或は下館諸藩の事業にあります。

個人の例では、相模国片岡村の大澤氏ほか、多くあるが、時代、地域、規模などの違いがあるので、同一の方法ではありません。

変通自在であり、折衷案もあって当然のことです。

しかし、一般人では、実行貫徹が難しく、完結成功したのは、諸侯では相馬藩であり、個人では大澤氏の例だけです。

この理由は、人は天意に気付かず、つい欲が出て卑しい心に負けて推譲することを止めてしまうからです。

たまたま、公益慈善に財産を提供する気持ちがあっても、経済的な余裕がないと、その志を達することができない場合もあります。

これは、悲しいことです。

常に分度を立てて、他譲の資金をつくり、継続するには、中産階級や大資本家の過去の事例を参考にすると良いです。

これらの事例については、翁の高弟であった富田高慶氏が調査研究されたものがあり、私も彼の講義を参考にしています。

その方法は、「中庸の分度」として記述しているものです。

訳者注:以下に、具体例として相馬家の分度計画書が記載されており、度外の内訳が自譲80%、他譲20%となっています。

これは、大資本家では金額が大きいので、中庸の分度の50%を大きく下回っています。


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初版日時: 2017-11-27 (月) 13:01:47
最終更新: 2018-04-13 (金) 18:49:03 (JST) (108d) by hikoichi