彦市   » 二宮尊徳 » 中庸の分度

要約です。

分度は、出るを制するとか、内を約するとか、分限を守れとか、度外を譲れとか言われるが、総じて言えば、暮らし方を収縮する教えです。

進取の時代や血気盛んな若者は、馬鹿にしたり無視したりする傾向にあるが、これは、効果や実益を知らないからです。

内を約するのは、度外をつくって外に譲る為です。

度外を譲るのは、徳を積むためです。

出るを制するのは、分限(収支計画)を守る(計画通り実施する)為です。

分限を守ることは、富(財産)を致す(蓄積)ためです。

富貴に至る道(方法)は、これ以外ありません。

だがしかし、内を約することが難しく、度外を譲ることが更に難しいので困るのです。

貧者と富者の立場の違いがあるので、生活実態が異なるのは当然です。

しかし、分度には貧富それぞれのやり方があり、貧者は勤労で財産を貯えますが、富者は節約で財産を譲ります。

そして、多額を譲れば大徳が生まれ、少額を譲れば小徳が生まれます。

翁が実行した方法を通常人に実行せよと言っても、無理があるので、翁は、中庸の分度を人に教えました。

この中庸の分度は、通常人が遵守すべき方法であり、富者の行う方法ではありません。

(要約すると)中庸の分度とは、収入の4分の1を他譲することです。

これが実行出来れば、年を経るに従って徳を積むこと間違いありません。

しかしながら、人は、蓄財は知っているが、徳を積むことを知りません。

その上、子孫に譲ることは知っているが、他人に譲ることは知りません。

故に、中庸の分度も実行困難ではあるが、既に富者で尊い人は、生計を幾分か節約し、飲食を減らせば出来ることです。

徳を積むことは、美しい衣装よりも美しい価値があり、立派な屋敷よりも大きな価値があります。

富者の立場の人は、反省されたらどうかと思います。



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初版日時: 2017-11-26 (日) 19:53:33
最終更新: 2018-02-15 (木) 15:21:41 (JST) (4d) by hikoichi