彦市   » 電気の話(文科系者向け) » 大正末期の電気事情について

主題から外れた内容ですが、現在の高度化した電気事情との比較で、参考になると思って追加しました。

およそ1世紀前の日本での家庭用電気事情です。

「誰にも必要な電化の新智識」(大正15年発行)と題する古本を入手できたので、興味深く読解しました。

電化の新智識.jpg

発行諸元.jpg

以下は、当時の家庭電気事情について、その書物から要約して紹介するものです。

日本が欧米先進国の技術水準を目指して、富国強兵政策を実施し出した時期でもあります。

NHKのラジオ放送が開始され、電話交換網が主要都市間で開通し、国際無線電信が対米間で開始され、いわゆる遠隔通信技術が花開いた時期です。

そして、全国に水力発電所が建設されて、電灯用電力を主として家庭向けの配電線が完成して、電熱器を応用した家電製品も出始めていました。

そして、民間放送局も、主要都市で設立計画されていた時期です。

最先端技術であった、X線の原理と応用や放射能、ラジウムを応用した医療用途についての説明も書かれています。

しかも、文章は平易な口語調であり、説明図が多く挿入されています。

この様に、電気の利用に必要な全般的知識を、当時の学生や一般の人に解説する目的で書かれています。

著者の築根喜一郎氏は岐阜県女子師範学校教諭であり、岐阜県教育会からの委嘱を受けて書かれた書です。

以下に、目次を列挙しますので、概要をご推察ください。

◆ 電気とは何か

◆ 電池

◆ 発電機とモーター

◆ 電車

◆ 電灯

◆ 電鈴

◆ 電信

◆ 電話

◆ 無線電信・無線電話

◆ X線

◆ ラジウム

◆ 家庭用電熱器及び電力機

◆ 電気分解応用の1,2例



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初版日時: 2017-11-10 (金) 13:38:04
最終更新: 2018-10-14 (日) 12:07:21 (JST) (128d) by hikoichi