彦市   » 転職自分史 » 6。S警備会社に勤める

経験を生かして再挑戦

最も歴史ある機械警備会社

残務整理が終わって、マイカーによる12日間の北海道旅行を楽しんだ。

その後、人材銀行で管理職の求人を調べたら、S警備会社が技術課長を募集していた。

歴史ある会社であったので、応募してから数日後に面接があって、工事下請けで働かないかと言われたので断ったが、後日に採用通知がきた。

名古屋駅から徒歩10分の場所で、4階建ての自社ビルであった。

機械警備システムの知識習得

指令センターには、古い警備システムから新型システムまで3台の受信操作盤があった。

過去には、警備送信機を大手の通信機メーカーとで共同開発した実績があり、倉庫には当時の機械が数台あって、補修用の予備機として現役であった。

前任者との引き継ぎを済ませたが、職務の実態が良く理解できなかった。

前任者は、既に退職していた様子であった。

私は、自営時に、大手の生協店舗の侵入警報システムの設置工事や保守作業を請け負った経験があった。

また、警備システムは防災システムと類似点が多いので、比較的短時間で警備システムの知識を習得できた。

技術課長として

私は技術課長で入社したが、実状は作業員を兼ねたもので、倉庫の整理から始めた。

前日の日報で、客先の警備機器の動作不良が報告されると、その日のうちに動作確認や修理をしなければならない。

作業員が不足していたので、しばしば私が出向いて作業した。

新規に契約する顧客に対する機器の手配や工事管理もしなければならない。

新入の技術系社員には実務を教育しなければならず、現場で作業指導もした。

しかし、新入社員は長続きせず、しばらくすると退職してしまう。

一方で、営業担当者に同行して、客先の要望を聞いて、技術的内容を検討しなければならなかった。

疲労困憊で退職

三重県や和歌山県まで出張作業

三重県の四日市地区や志摩半島、遠くは和歌山県の新宮まで出向した。

現地で処理できない技術事項は本社で対処しなければならなかった。

往復で1日を費やしてしまう。

不規則な勤務状態となって、しかも残業料がまともに支払われなかった。

私は、入社後の6ヶ月後に退職願を提出した。

しかし、後任の適任者がいないので、慰留されるままに継続して勤務した。

工事の管理・立会い

専属の下請け工事会社があったが、私が入社してからは疎遠になった。

前任者と特別な関係があったようで、私の知るところでないので、工事が遅れないように社内の作業員で工事することもあった。

新規の協力会社を探しても容易には見つからず、契約しても長続きしなかった。

営業技術とシステム設計

警備機器の発達に合わせて、顧客の要求も複雑になっていた。

時には、社長に同行して、京都や東京へ出張した。

北海道から沖縄まで、全国の中堅警備会社8社での連携組織があった。

警備業界の情報交換と機器の共同発注やシステムの仕様決定などが目的であった。

センサーのメーカーで最新機器の説明を聞いたり、通信機メーカーに出向いて、共同発注の送信機仕様を討議したりした。

街頭設置ATMの警備システム工事

銀行のATM(現金自動支払機)や街頭設置のATMが普及し出した時期であったので、この関係の警備システムも担当した。

銀行のATMは大手の業者が独占していたが、街頭設置のものは連携組織からの紹介で仕事があった。

私は、東京の警備会社の技術者から指導を受けて、電話ボックス・タイプの街頭ATMを名古屋市の繁華街にあるパチンコ店の横に第1号機を設置した。

狭い空間で3時間近くかかった。

ATM機の本体に特殊なセンサーを取り付け、ボックスにも人体感知センサーを取り付け、扉の開閉とATM機の稼働をタイマー制御して、1年間のスケジュールを設定した。

センサーによる侵入者検知が発生すると、直ちに警備センターへ通報するシステムであった。

その後、三重県の山間部にある銀行のATM室に同様の警備システムを設置したこともある。

この時は自社開発を計画していた。

私が設計・製作し、音声合成ユニットも組み込んだもので、試作品であったので設置工事も自ら担当した。

この会社には1年6ヶ月ほど勤務したが、仕事に関してはやり甲斐があった。

しかし、技術社員が育たなかったし、労働条件も悪かったので、最後には疲労困憊状態で退職した。

昭和64年3月31日であった。

1週刊ほど休息した後で、マイカーによる四国一周の旅行を楽しんだ。



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初版日時: 2018-04-17 (火) 17:59:10
最終更新: 2018-04-17 (火) 17:59:10 (JST) (18d) by hikoichi